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約1,000年の湯治場で「眠りに行く旅」を 夏油温泉観光ホテルの新・湯治スリープツーリズム「眠りの湯治」にコスモヘルスが参画

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約1,000年の湯治場で「眠りに行く旅」を 夏油温泉観光ホテルの新・湯治スリープツーリズム「眠りの湯治」にコスモヘルスが参画
内湯
内湯

夏油温泉の湯治文化を、眠りの視点で再編集

岩手県北上市の夏油温泉観光ホテルで、新・湯治スリープツーリズム「眠りの湯治」が始まりました。ホテルを運営するのはGETO Village株式会社です。この取り組みに、「病気のない社会を作る」をビジョンに掲げるコスモヘルス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小塚崇史)が共創パートナーとして参画しました。

「眠りの湯治」は、約1,000年にわたり人々を迎えてきた夏油温泉の湯治文化を、「眠りに行く旅」という現代の切り口で捉え直す宿泊プログラムです。温泉に加えて、山あいの静けさ、夏油川のせせらぎ、携帯電話の電波がほとんど届かない環境を生かします。入浴から就寝、翌朝の湯までをひと続きの休息体験として組み立てているのが特徴です。従来の湯治文化をそのまま残すだけでなく、土地の歴史や温泉、自然環境を尊重しながら「眠るために旅をする」という新しい目的を加え、次の世代へ受け継げる宿泊体験として作り直す試みです。プログラムは2026年9月21日から10月31日まで先行提供され、冬季休業を経て、GETO Village株式会社は2027年の本格提供を予定しています。

露天風呂
露天風呂

加水・加温なしの二つの源泉と、伝承が残る名湯

夏油温泉観光ホテルでは、二つの源泉を館内の内湯に引き、加水も加温もしない源泉かけ流しで提供しています。pH値はほぼ中性で、施設では肌への刺激が比較的少ない温泉として案内しています。内湯の内容は次のとおりです。

  • 白猿の湯:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
  • 蛇の湯:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
  • 泉質別適応症(いずれも共通):きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

夏油温泉は、江戸時代の温泉番付で紀州の本宮温泉と並ぶ「東の大関」と記されたと伝わります。発見の由来としては、慈覚大師が斉衡3年(856年)に見つけたという記録と、マタギが傷を負った白猿の湯浴みを目にしたという伝承があります。由来の真偽は定かではありませんが、人々が長い年月をかけて温泉を守り、湯治の場として受け継いできた歴史があります。「眠りの湯治」では泉質だけを前面に出すのではなく、湯に浸かる時間、湯上がりに身体を休める時間、静かな夜、翌朝の湯までを一つの滞在として捉えています。

なお、内湯大浴場は21時に男女が入れ替わります。露天風呂と渓流露天風呂は、安全面の配慮が整うまで利用を休止しています。最新の営業・利用状況は、夏油温泉観光ホテル公式サイトで確認できます。

白猿の湯
白猿の湯

睡眠コミュニティから生まれた共創体制

この企画は、NTT東日本とNTT DXパートナーが立ち上げた睡眠コミュニティ「Sleep Network Hub ZAKONE」での企業同士のつながりをきっかけに始まりました。ZAKONEは、睡眠に関わる企業や個人をつなぎ、それぞれの知見や強みを生かしながら日本の睡眠課題に取り組む共創コミュニティです。各社の役割は次のように分かれています。

  • GETO Village株式会社:企画・場の提供。夏油温泉観光ホテルの温泉、客室、自然環境を生かした「眠りの湯治」の設計と運営
  • 株式会社KURUKURU:寝具環境の提供。寝具ブランド「GOKUMIN」の寝具を備えた客室の提供
  • コスモヘルス株式会社:休息環境の提供。湯上がりから就寝までをつなぐ客室内コンテンツの提供
  • Sleep Network Hub ZAKONE:共創の基盤。加盟企業間の出会いと共創機会の創出

目的は各社の製品を並べることではなく、夏油温泉という場所を中心に、異なる専門性を持つ企業が必要な要素を持ち寄り、湯治宿としての滞在価値を高めることにあるとしています。

「t.CUREルーム」の内容と利用時の注意

コスモヘルスは、睡眠を寝具や寝室だけの問題ではなく、日中の過ごし方や心身を休める時間、滞在する場所の環境まで含めて捉えています。今回の「t.CUREルーム」では、東館の布団客室に、希望に応じて家庭用電位治療器「t.CURE-14000」と通電用敷パッド「t.CURE-sleep」を設置します。宿泊者はチェックイン時にスタッフから使い方と注意事項の説明を受け、就寝時に利用できます。製品そのものを旅の目的にするのではなく、湯上がりから就寝までを静かに過ごすための選択肢という位置づけです。

「t.CURE-14000」はクラスⅡの管理医療機器で、本宿泊プログラムは医療行為を提供するものではありません。機器は取扱説明書とスタッフの案内に従って利用します。ペースメーカーなどの医用電気機器を使用している人や妊娠中の人などは、メーカーの基準により利用できない場合があり、チェックイン時にスタッフが確認します。電位治療器として承認された効能・効果は「頭痛」「肩こり」「不眠症」「慢性便秘」の緩解で、使用感には個人差があります。

約1,000年の湯治場で「眠りに行く旅」を 夏油温泉観光ホテルの新・湯治スリープツーリズム「眠りの湯治」にコスモヘルスが参画

ひと晩の過ごし方とプログラム概要

過ごし方の一例は以下のとおりです。時刻や入浴方法は、当日の案内や体調に応じて調整されます。

  • 15:00 チェックイン。客室と利用する寝具・機器について説明を受ける
  • 18:00 温泉へ。山あいの景色や湯の時間を楽しむ
  • 20:00 照明を落とし、客室で静かに過ごす
  • 21:30 希望者は客室内コンテンツを案内に沿って利用し、就寝する
  • 翌7:00 起床。朝の湯を楽しみ、10:00頃にチェックアウトする

コスモヘルス株式会社 未来戦略室 室長の望月大典氏は、「今回の主役は、私たちの製品ではなく夏油温泉です」とコメント。温泉や森、川の音、携帯電話から自然に距離を置ける環境など、この土地には人が立ち止まり自分の身体と向き合うための時間があるとし、GETO Villageが受け継ぐ湯治文化を尊重しながら、現代の生活者にも届く新しい休息のあり方を共に育てていきたいと述べています。同社は先行提供期間中に宿泊者や施設運営者の声を聞き、湯治文化と滞在の流れを損なわない休息環境のあり方を共同各社と検討するとしています。

  • 名称:新・湯治スリープツーリズム「眠りの湯治」
  • 先行提供期間:2026年9月21日(月・祝)〜10月31日(土)
  • 本格提供:2027年予定
  • 会場:夏油温泉観光ホテル(岩手県北上市和賀町岩崎新田1地割)
  • 宿泊体験:「GOKUMIN睡眠ルーム」と、希望に応じて休息コンテンツを設置する「t.CUREルーム」を用意
  • t.CUREルーム:東館の布団客室に、希望に応じてt.CURE-14000とt.CURE-sleepを設置。1日2組まで
  • 宿泊料:既存の宿泊プラン料金で提供。初年度特別価格、素泊まり
  • 予約:じゃらんnet
  • 備考:GOKUMIN睡眠ルームとt.CUREルームの同時利用は不可
  • ホテルの営業期間:5月〜10月(11月〜4月は冬季休業)

出典:コスモヘルス株式会社